こんにちは、ハルです。
昨今、台風や地震など災害の多さから、にわかに注目を集めている「防災ラジオ」。
と聞くこともあり、もともとの心配性もあいまって、長年欲しいものリストの中に入っていました。
そう思っていた矢先、災害が多発したタイミングで、「防災ラジオを購入するなら今でしょ!」と、重い腰を上げ、ついに購入!。
ただ、忙しさからそのまま封も開けずに数ヶ月放置しておりました…。
今年の年初めは、満を持して購入した「防災ラジオ」をしっかりと試してみることに。
そんな、かるーい気持ちで封を開け、使ってみたのが
防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99
はじめは、
防災時の備えに。
キャンプやアウトドア時にも使えそう。
なんて、あくまで「緊急時用」「アウトドア用」と思っていたのですが…。
まさかの【普段使いできる!】
ほどの、使い勝手のよさ!!!
もともと、普段からラジオを愛してやまない私ですが、電池なしでも聞ける、聞ける…。
購入前に、もちろん下調べは徹底しておこない、口コミの良さから購入まで至ったのですが、
ちょっと驚きを隠せません。
あまりの使い勝手の良さから、「緊急時用」のつもりが一転、「毎日フル活用」しています。
本日は、一家に一台。
緊急時はもちろん、普段使いもOK!買って損無しの「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」のおすすめレビューです。
この記事の内容
SONY(ソニー) ICF-B99の商品説明
SONY(ソニー)ICF-B99の基本仕様
ここがポイント
- 大きさ幅×高さ×奥行(mm)/ 約132×79×58mm
- 質量(g・電池含む)/約385g
- 電源/内蔵充電池、アルカリ乾電池(単3×2)
- 付属品/キャリングポーチ、マイクロUSBケーブル、充電プラグアダプター、非常用の笛、ハンドストラップ
- 受信周波数/FM:76MHz-108MHz AM:530kHz-1,710kHz
- スピーカー径/ 3.6cm
- スピーカー出力/ 60mW:内蔵電源使用時 90mW:アルカリ乾電池使用時
- 入出力端子 イヤホン/ヘッドホン ミニ
今回、私は「口コミ」を重視して選択したので、実物を店舗で見ずに購入しました。
なので、防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99を手に持ってみた第一感想は、
小さくて軽い!
というものでした。
500mlのペットボトルと並べると、こんな感じ。
ソーラーでも、手回しでも、乾電池でも動き、LEDライトとスマートフォン充電も可能なのに、こんなに軽くて小さいなんて!と嬉しい驚きです。
SONY(ソニー)ICF-B99の付属品
- キャリングポーチ
- ハンドストラップ
- 非常用の笛
- マイクロUSBケーブル
- 充電プラグアダプター
「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」では、上記5点が付属品として付いてきます。
無くても困りませんが、キャリングポーチや、ストラップに付けられる非常用の笛は、付いてくると便利で嬉しい小物。
別途自分で用意する手間がはぶけますね。
まあ、あたりまえですが、防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99がぴったりと入ります。
使わない時や持ち運びにはこのポーチにいれておきましょう。
SONY(ソニー) ICF-B99 のポイント
特徴
ここがポイント
- FM/AMラジオ受信/大口径3.6cmスピーカー搭載でコンパクトな設計。
- ラジオ利用/内蔵充電池、手回し充電、USB AC充電、単3形アルカリ乾電池で利用可能
- モバイルバッテリーとしても利用可能/内蔵充電池、手回し充電、単3形アルカリ乾電池から携帯電話の充電可能
- LEDスポットライトを装備/本体前面のスポットライトは懐中電灯として利用可能
- ワイドFM(FM補完放送)に対応
- 見やすく、使いやすい操作部
- キッチンでも使える防滴仕様
- 非常時に備えておける便利な付属品
「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」の特徴は、上記のようにたくさんあります。
その中でも、私が購入に踏み切ったポイントとしては、
- 内蔵充電でラジオが長時間聴ける
- 手回し、ソーラー、ACアダプター(別売)で内蔵充電可能
- 電池利用もできる(単3乾電池2本:別売)
- LEDライト付き
- スマホ充電可能
といったところでしょうか。
あまりにも、多くの機能を1つの商品に求めすぎて、どれも中途半端になっては意味がありません。
一番期待したのは、
内蔵充電でもラジオが長時間聴けること
電池がなくても、手回し充電たった1分間でFMなら約50分、AMなら約75分、ライトは約15分利用可能なのがポイントです。
ちなみに、【それぞれの機能を利用できる継続時間】は以下を参考にしてください。
※SONY(ソニー)ICF-B99の公式ページ、および説明書より参照
1分間の手回し充電で利用できる機能と時間
1分間の手回し充電での継続時間
- ラジオ:FMなら約50分、AMなら約75分
- 携帯電話:通話/約1分 待ち受け/約120分
- スマートフォン:通話/約1分 待ち受け/約50分
- ライト点灯:約15分
※携帯電話、スマホの持続時間は目安です。全ての機種に対応するものではありません。
※SONY(ソニー)ICF-B99の公式ページ、および説明書より参照
「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」には、スマートフォン充電やライト機能もありますが、別途バッテリーやランタンを用意しているので、これらの機能に私は、あまり重きをおいていません。
緊急時に十分に使える機能かどうかは、未知数の部分でしょう。
けれど、機能として付いているのは嬉しいポイントですね。
補足情報として、手回し充電以外には、USB、ソーラー充電も可能なのですが
それぞれ、この図のように利用します。
USB ACアダプターは別売りですのでご注意ください。
SONY(ソニー) ICF-B99 を実際に使ってみたら
ラジオを聞く
まず、説明書を見ながら1分間手回し充電をして、いつも聴いているJ−WAVE81.3を聴いてみることに。
付属品のストラップを使う意味は?と思っていたのですが、説明書によると、
ストラップを手にかけて手回し充電することで、落下による事故やけがを防止するとのこと。
ハンドルをまわして、充電中には「充電ランプ」が点灯します。
次に、ラジオの裏にある切り替えダイヤルで、「内蔵充電池」と「単3形電池」のどちらからラジオを聴くのか選びます。
今回は、電池は入れていないので「内蔵充電池」を選択。
引き続き、側面の【FM/AM/切】ダイヤルでFMに切り替え、選局ダイヤルで81.3あたりになるように調整。
音量ダイヤルは一番下のつまみです。
それぞれ操作がしやすく、手動調整が慣れていない私でも、迷うことはありませんでした。
ちなみに、
選局ダイヤルで聴きたい放送局の周波数に調節し、放送を受信すると「同調」ランプが点灯します。
さらに、はっきりした音で聴くには、
- FM放送:アンテナをのばしたり、アンテナの向きを変える。
- AM放送:アンテナは本体に内蔵。本体の向きを変えてみたり、窓のそばで使ってみたり受信場所を変えてみる。
のが良いとのこと。
そして、使い勝手はというと…。
す、すごすぎる!!!!!!!!!!
久しぶりに、興奮しました。
何がスゴいかというと、
音質と継続時間
まず、私は今まで、昔の古いiPhoneのラジコでJ-WAVEを聴いていたのですが、音質はラジコとほぼ同等に思えます。
「防災ラジオ」なんて、音質も悪そうと思っていたのですが、
想像を超えていました。十分にクリアな音質。
(あくまで普段からあまり、音質にこだわりは無い私の感想です。)
さらにそれを超える驚きは、ラジオを聴ける「継続時間」。
開封時に一度1分間まわした後、日の当たる窓際に置いてラジオを聴いているのですが、4日経過後、何もせずまだ聴けています。もちろん乾電池は入っていません。
ちなみに普段から、1日5時間〜多い時は10時間ほど聴いています。
そんな、状態が続いています。
さすがに、5日目には不安になってきました。(1日目以降、手回しもUSB充電も、乾電池も使用していません。)日の当たる場所(窓際屋内)で利用しているだけ。
もちろん、利用する方の使用環境にもよると思いますが、わが家での利用としては、本当に合格点をはるかに超えます!
(全ての環境で、同様の使い方ができるかはわかりませんのでご注意を。)
普段使いラジオとしても、「すばらしい」の一言
ブラビアTV(SONY)の幾度とないトラブルに悩まされた時もあった、わが家ですが、「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」のおかげて、またSONY信者となりそう…。
スマートフォン充電
スマートフォン充電機能に関しては、別途モバイルバッテリーを持っているので、その機能にとりわけ重きを置いていませんが、ちゃんと「充電」されるかどうかは試しておくことに。
充電可能な携帯電話・スマートフォンはこちらから確認できます。ご購入前には、必ず対応可否をご確認ください。
参考 ICF-B08/ICF-B88/ICF-B09/ICF-B99 手回し充電携帯電話対応機種一覧表SONYまずは、側面の【FM/AM/切】ダイヤルを「切」にします。
つまり、ラジオを聴きながら携帯電話やスマートフォン充電はできませんのでご注意を。
次に、ラジオの裏にある切り替えダイヤルで、「内蔵充電池」と「単3形電池」のどちらから充電するのか選びます。
ライト側の下側に、ポート口が集まった部分があります。
カバーをはずすとケーブルを差し込めます。
手回し充電携帯電話対応機種一覧表にある、一部の機種では付属のケーブルの利用が可能。
私は現在、iPhone7を利用していますが、何代か前のiPhoneで充電を試してみることに。
もともと、このiPhoneでラジコを利用していたため、充電は十分にされてたのですが、iPhone付属のケーブルをそのままつなぐと、充電は開始されました。
説明書通りの時間で充電できるか?などは、実際に試してません。
ライト点灯
ライトは、すぐ下の切り替えポイントを「スポット」に切り替えるだけで点灯。
この時も、電池は入れずに側面の「電源切替」を「内蔵充電池」に変更して試してみましたが、ライトもきちんと点灯しました。
先ほどもお伝えしましたが、1分間の手回し充電で約15分点灯可能とのこと。
SONY ICF-B99の注意事項
「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」には、このような注意事項の紙も付属。
その他にも取扱説明書に記載されている、気になった「注意事項」を一部ピックアップしてみました。
購入後に「思っていたのと違った!」とならないように、気をつけてください。
ラジオ利用に関して
- ラジオを聴きながら、携帯電話やスマートフォンに充電はできません。
- ラジオ受信中でも内蔵電池に充電できます。
スマートフォン充電に関して
- 単3マンガン乾電池からは充電ができません。アルカリ乾電池から充電する場合は新品をお使い下さい。
- 太陽光充電から直接携帯電話やスマートフォンへの充電はできません。
- ラジオおよびライトの使用目的として太陽光充電をお使いいただけます。本機からスマホへの充電を目的として太陽光充電をお使いいただくことはできません。
- ソーラーパネルの一部でも太陽光が当たっていないと充電できません。
- 本機のソーラーパネルは屋外用です。室内照明では充電できません。
特に、気をつけたいのが
- ラジオを聴きながら、携帯電話やスマートフォンに充電はできません。
- 太陽光充電から直接携帯電話やスマートフォンへの充電はできません。
この2点でしょうか。
私も、「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」の説明書で確認するまで気がつきませんでした。
スマートフォンへの充電には重きをおいていなかったので、私には問題ない部分でしたが、
「ラジオを聴きながら、スマートフォン充電も十分におこないたい!」と思っている方はご注意下さい。そのような使い方はできません。
まとめ
ここがポイント
- SONY(ソニー)ICF-B99は普段使いもできる防災ラジオ
- ラジオの音質も持続時間も良好
- シンプルでわかりやすく、しっかりとした「つくり」で操作性もよい
- スマートフォン充電は、あまり期待せずに
- 付属品のポーチや非常用の笛も嬉しい
「防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99」は、災害時、緊急時に安心の1台3役(ラジオ・スマートフォン充電・LEDライト)の充電、防災ラジオ。
実際に使ってみてわかったのが、ラジオの音質や持続時間の満足度はもちろん、シンプルなつくりで、操作がとてもわかりやすいこと。
今回私は、ブログを書くにあたって「取扱説明書」をじっくり見ましたが、そうでなくても迷わないと思えるほど、細部までわかりやすい「つくり」になっています。
1つ1つのダイヤルやハンドルの「使いやすさ」は、特記すべきポイント。
祖父や祖母世代の方にも「わかりやすく」「やさしい」「使える」ラジオだといえるでしょう。
ただし、スマートフォン充電に関しては実際にあまり利用していないので、緊急時にどれだけ「使える」ものなのか、正直わかりません。
私としては、スマートフォン充電に関しては別途バッテリーを用意した方がよいのでは?と思っています。
そんな点を含めても、
買ってよかった! 防災ラジオ SONY(ソニー)ICF-B99万歳!
と思っている私。
緊急時用に買ったつもりが、現在まさかの絶賛「普段使い中」。今日もフル活用しています。
と、ムダが嫌いでラジオ好きの私にとっても、大満足の一品でした。
災害時や緊急時には、「情報が大切!」と言われています。
この機会に、防災ラジオを一家に一台、いかがでしょうか?
最後に…。
残念なことに、このSONY(ソニー)ICF-B99は現在(2019年1月)、ソニーストアでの販売を一時停止しているとのこと。
販売が開始されたら、ぜひ手に入れてみてください。決して「損」にはならないものですよ。
それでは、今日もすてきな一日を。