こんにちは、ハルです。
驚異的な暑さが続くので、「涼」を求めて、夕方から「等々力渓谷」へ行ってきました。
何十年も東京に住んでいるのですが、初めて訪れる場所。
透明度の高い川、珍しい植物、ヒグラシの声。ここが「東京23区」とは思えないほど、豊かな自然に溢れています。
遊歩道も「約1km」と疲れない程度の長さで、まわりに「等々力不動尊」「不動の滝」「横穴式古墳」「日本庭園」など意外とたくさんの見所も。
ショッピングついでにふらっと寄れて、ちょっとした気分転換やデートにぴったりのスポットです。
この記事の内容
等々力渓谷 事前準備編
等々力渓谷の基本情報
ここがポイント
- 延長約1kmの東京23区内で唯一の渓谷。
- 東京都の「名勝」に指定されている。
- 等々力駅から徒歩約3分。アクセス抜群。
- 都内で気軽に自然が楽しめる。
- 湧水は「東京の名湧水57選」に選定。
参考 等々力渓谷世田谷区ホームページ
【参考】等々力渓谷パンフレット(PDF版)
等々力渓谷までのアクセス
電車東急大井町線「等々力駅」下車。ゴルフ橋渓谷入口まで徒歩約3分。
バス東急バス、都営バス(等11・等12・東98・渋82)「等々力」下車徒歩。ゴルフ橋渓谷入口まで徒歩約5分。
持ちもの(あった方がよいもの)
- タオル(汗を拭くのに必要)
- 虫除けスプレー(夏は必須!)
服装
- ハードな道は無いが、急な階段もあり、歩きやすい靴・服装がおすすめ。
- 夏は蚊が多いので、あまりに薄着だと注意が必要。(虫除けスプレーの効果による。)
本日の「等々力渓谷 散歩コース」
今回は上記の順序で散策。このようなマップは遊歩道の至る所にあり、初めてでも迷わないので安心です。
事前にマップを見ておきたい方
いざ! 等々力渓谷へ
①【17:00】スタートは等々力不動尊
以前、夕方から夜にかけて高尾山に登った際、とても空いていて快適だったので、今回も夕方から出発することに。
家からはバイクで出発。はじめに「等々力不動尊」へ。到着は17:00頃でした。
太陽が傾き、風も吹きはじめ、やっと猛暑から解放されて一安心。予想通り、日曜日でもこの時間帯は人が少なく、お参りもゆっくりできました。
今は夏なので境内は緑が碧々としていますが、秋には紅葉、春には桜をそれぞれ楽しむことができるそう。
蚊が多いからか「蚊取り線香」が置いてありました。ありがたいー。
②【17:13】不動の滝へ
「等々力不動尊」から左に曲がると、渓谷へ下りる急な階段が。
階段の途中にも、カエル地蔵さん?など趣のある光景が楽しめます。階段は湿っていてとても急なので、気をつけて。
「不動の滝」の横に石像が2体。滝に来る人たちを見守っているよう。
階段を最後まで下りると、左には「利剣の橋」、右み進むと「不動の滝」が現れます。
各地から滝に打たれ行をする人が訪れるとのことですが、水はわずかにしか出ておらず「ゆっくり眺める」方が向いていそう…。
ここから沢山の水が出ることはあるのかな?
③-④【17:18】利剣の橋を渡り日本庭園へ
「不動の滝」を満喫したら、「日本庭園」へ。「利剣の橋」を通って左手に進みます。
こういった、地図が所々にあるので初めて来た方でも迷いません。
ところが….。「日本庭園」は、まさかの閉園。
営業時間外でした…。
実は等々力渓谷にこんなに見所があると知らず、「公園だから、何時でもよいだろう」と甘くみて下調べを全くせず…。
今回は間に合いませんでしたが、また次回の楽しみに、ということで。
【日本庭園】営業時間
- 開園時間: 3-10月(9:00 – 17:00) 11-2月(9:00 – 16:30)
- 休園日: 年末年始(12/29 – 1/3)
⑤【17:23】稚児大師堂
「日本庭園」が閉園のため、仕方なく道を戻り今度は左側に入ります。少し進むと「稚児大師堂」。
うっそうと生い茂った木々に囲まれているせいか、しっとりとした雰囲気。「稚児大師」とは、弘法大師の幼少期の呼び名とのこと。
⑥【17:33】玉沢橋をくぐる
「稚児大師堂」を見た後、少し戻って左に進み川沿いを上流に向かって散策。
どんどん進んで行くと、「渓谷」と名がついている通り「谷間」になっていることがわかります。斜面いっぱいに緑が埋め尽くされている状態。
見上げても空より緑の面積が多いかもしれません。風も無くなり、暑さと湿気が相まって「しっとり」から「じっとり」へ。
植物も通常の山でよく見る形状でなく、なんだか「亜熱帯っぽい」雰囲気をかもしだしています。
湧水が溜まる場所には湿生植物が点在。石についた苔も鮮やかな緑色。
木の根っこにも、苔がいたるところに。
歩道の横には、このように石が並べてあるところも。落ちた葉とのコラボが素敵。
珍しい植物を愛でながら、玉沢橋をくぐります。
⑦【17:44】ゴルフ橋で折り返し
奥に「ゴルフ橋」が見えてきました。
名前の由来は、昭和の始め頃に広大なゴルフ場があったことに由来しているそう。ここまできたら、等々力駅まではすぐそこ。けれど、私たちは元来た道を引き返します。
⑧【18:01】ゴルフ橋から等々力渓谷3号横穴まで
「等々力渓谷3号横穴」には川を渡ります。「渡り石?」があり、その真ん中から写真をパチリ。
川の透明度は抜群で、よく見るとアメンボ? 水面にいくつもの輪ができています。
気がつくと、川沿いの街灯がつきはじめました。
「等々力渓谷3号横穴」へ到着。
古墳時代末期から奈良時代にかけて構築された横穴墓。この「3号横穴」は発見時に形態が良好であったことから保存処置が講じられたようです。
もちろん中に入ることはできませんが、入口に立つと自動でライトがついて中をみることは可能。
⑨【18:09】ゴールは御岳山古墳
「等々力渓谷3号横穴」を見たあと、坂道をのぼり横断歩道をわたり、右手に少し進むと「御岳山古墳」。
「御岳山古墳」の入口。ここは野毛大塚古墳に次ぐ規模をもった大型の帆立貝形古墳とのこと。
中に入れないのは残念ですが、背伸びして中を覗き込み、入口付近の雰囲気だけでも味わいました。
まとめ
等々力渓谷・遊歩道 おおよそのタイムライン
スタートからゴールまで、ゆっくり歩いて【約1時間】
夏の夕方「等々力渓谷」は、しっとりとした緑多く、ヒグラシの合唱と川のせせらぎに癒される場所でした。
お店などは閉まっていましたが、その分人も少なく、ゆったりとした時間が流れます。遊歩道もちょうど良い長さなので、ふらっと立ち寄るデートにぴったりかもしれません。
ただ一つ、湿地だけあって「蚊」が非常に多い!
今回、まさかの虫除けスプレーを忘れてたことで何カ所も刺されてしまい、せっかくの気分も半減…。
癒しのスポットを十分に満喫するためにも、「蚊」には要注意です。
次回は紅葉の季節かな。「日本庭園」も楽しみ!
それでは、今日もすてきな一日を。
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